"" 基本理念と価値観 Values of our Inclusive Model
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サークル・オブ・インクルージョンプロジェクトは以下のような基本理念と価値観に基づいている。

  • 子供達は、「条件」を満たす必要なく普通の幼稚園・保育園に参加できるべきである。
    私たちは,障がいをもつ子どもが、家族・近所・地域社会の中で居場所を得て,日常生活の普通の流れを経験し障がいを持たない子どもたちとの友達関係を経験する前に、まずは「正常に近付けられ」なければならないという考え(障がいを持っているが故に何かに参加できない、つまり何かに参加するために満たさなければならない基準として「正常」であることを掲げるような考え方)を断固拒否する。特に私たちは、重い障がいをもった幼児とその家族が、障がいをもたない子ども達とその家族が通えるような地域にある質の高い幼稚園や保育園の中で、インクルージョンの機会をもてるようになることに大きな関心を抱いている。

  • 障がいを持つ子どもも持たない子供も、互いに直接触れあって友だち関係を築く機会を持つ権利を持っている。
    私たちは、障がいをもたない子ども達が、障がいを持つお友だちと直接関わって友だち関係を築き上げる機会を持てるべきであると考える。それは、子どもたちがその幼児期に、多元的社会に生き一人一人の違いを受容することを学ぶことの大切さを認識しているからである。私たちは,幼児期こそが、子ども達が「障がい」ということを知るための、絶好かつ重要な準備期間であること,また障がいを持つ友達と互いに助け合い共に生活をすることで彼らの人生が豊かなものになることを強く信じている。

  • インクルージョンプログラムを成功させるためには、関わる全ての人々の協力と参加が必要である。
    私たちは,インクルージョンが成功して長く維持されるためには、そのインクルージョンプログラムの実施が、関わる全ての人ーー家族、障がい児教育スタッフ、そして幼稚園・保育園のスタッフーーの積極的介入、インプット、且つ継続的な協力体制に基づく努力を反映したものであるべきであると信じている。

  • 一人ひとりの子供達を「一個の人間」として尊重し、希望・好みの考慮、意志決定のサポートなどに重きを置いて嫌悪刺激等に頼ったネガティブな方法を拒否する。
    私たちは,注意深い観察とそれに基づく個別的なニーズにあった対応を提供されるに値する一人一人の人間として子供を捉え、それぞれの子供達独自のその子らしさと尊厳に対して深い敬意を抱いている。私たちは,子供に対する上でネガティブな手続きを用いることに反対であり,逆に、子どもの好みを認めてあげること,そして子供の意志決定力,自己意識,および個としての自立性の発達を促していくことこそが重要であると信じている。

  • インクルージョンの実施は、質の高い教育法を活用して行われるべきである。
    私たちは,インクルージョンプログラムを組み立てていく際に,子ども同士の社会的なやり取りや発達的に適切な活動と教材を用いた優れた幼児教育アプローチ法を参考にし、それらをうまく活用していくべきであると信じている。また、子供の教育に関わる教育目標と活動内容は、家族を第一の意志決定者として位置づけた上で、家族がもつニーズ・優先事項・方針等を基に、チームによる共同作業を通して計画/決定されるべきである。更に、自身が持つ障がいのためにクラスでの活動に100%参加できない場合子供達に対して,可能な限り参加が最大なものとなるように「部分的な参加の原則」をうまく活用するべきである。

  • 教育的措置に関わる決定は、「自然な割合い」という視点を基になされるべきである。
    私たちは,「自然な割合」という考えを受け入れ,「現実的人口分布」に大体見合うような割合いで障がいを持った幼児のインクルージョンを実施していくのが一番適切であると信じている。

  • 我々の時間と労力は、インクルージョンを成功させるための方法を探る事に注がれるべきである。
    私たちの時間とエネルギーは、インクルージョンを目指した努力が最も良い形で実現されていくために必要であると考えられる要因等を明らかにすることに費やされるべきである。

 

A circle of inclusion: Facilitating the inclusion of young children with severe disabilities in mainstream early childhood education programs. (1993). Lawrence, KS: Learning Managed Design.

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コピーライト©2002, University of Kansas, Circle of Inclusion Project.
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