シャロン(言語療法士)

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これまでにどのような勉強をしてきましたか?

学士号−カンザス大学 修士号−カンザス大学公認臨床言語療法士資格( CCC-Sp)―アメリカ言語聴覚療法士協会

その他どのような経験や現場研修がインクルージョン実施の準備に役立ちましたか?

私はカンザス大学でのサークル・オブ・インクルージョン・プロジェクトを通して、1992年より、チームプレイヤーとして働くことや専門分野の壁を超えてチームの仲間と専門的知識や役割を共有していくことなどに関する研修トレーニングを受けてきました。またローレンス市内の公立学校を巡回する言語療法士としての経験もあります。

あなたの園での役割を教えてください

私の主な役割は言語療法士ですが、それと同時に必要に応じては、コンサルタントにもなるし、教師にもなるし、ヘルパーにもなるし、作業療法士にもなるし、乳幼障がい児教育専門教師にもなるし、理学療法士にもなるし、視覚訓練師にもなるし、聴覚訓練師にもなるし・・・つまりは、なんでも屋なんです!

「インクルージョン」という側面でのあなたの役割はなんですか?

情報の提供・個別教育計画(IEP)に書かれた教育目標を念頭に様々なクラス活動の中でその子どもを支援する方法の実演・直接子どもの指導・チームメンバーとして機能すること、などです。 インクルージョンの実施に伴って、あなたのそれまでの役割に変化があったり修正を加えた部分はありますか? はい。私の役割は変わりました。なぜなら、子どもの発達を促し、それぞれのニーズを満たすような関わりや専門的療法技術を実施できる人間は、なにも私たち専門家だけではないということを認識するにいたったからです。特に幼児期は、ご両親がお子さんにとって最高の療法士であり、代言者であり、そして熱心な支援者なんです!結果私は、今までよりもご家族や園の先生の相談にのったり、お子さんの発達の様子をチェックしたり、変更すべき点があればそれを提案することなどに時間をもっと割くようになりました。

インクルージョンを実施する上で最も気がかりであった点はなんですか?

教育チームがカリキュラムや教材などをお子さんがもつニーズに合うようにうまく調整できないがために、インクルーシブな環境に置かれたお子さんが、かえって居心地の悪い思いをしたり、クラス活動に十分に参加できないようになるのではないかということが心配でした。

インクルージョン開始前に感じていた懸念事項に関する現在の経験はいかがですか?

私の不安や想像していた問題はいまだもって現実的な問題となったことはありません・・・複数の人間がポジティブ思考の頭を寄せ合ったチームができあがった時、どんな活動だってその子どもが参加できる方法は必ず見つけることができます。一度目が上手く行かなければ、別の方法を試そうとする心持ちが大切なのです。

インクルージョンのもたらすメリットは何だと思いますか?

他のどの子供たちもそうであるように、障がいをもったお子さんも「普通の環境」で過ごすことができます。インクルーシブな環境の中での個別教育計画(IEP)の達成には、有用な専門知識をもった多くの専門家がそれをサポートすることができます。また、自然な環境の中で学んだ力は、他の場面にも応用がきく本物の力として子供たちの実になっていきます。

インクルージョンがもたらすメリットを伝えるようなエピソードがあったら教えてください

おかしく聞こえるかもしれませんが、「最高の」インクルージョンというのは、園の教室に足を踏み入れた時にスペシャルニーズを持つお子さんがどこにいるのか「見分け」がつかず(どの子供も皆活動に参加している。)、またどの大人がクラスの担任なのかが分からない(どの大人も同じように全ての子供たちと関わっている。)というような環境だと思います。専門のサービス提供者(言語療法士、作業療法士、理学療法士、視覚訓練師、聴覚訓練師)が特別違った専門家としてではなく、単にクラスの先生の一人かあるいは補助の先生のように見える、そんな環境です。 クラスの子供たちは本当に素晴らしい「先生」になり得るし、先生役を覚えるのも早いです。私は時々、構音訓練用カードを教室に持っていって、対象のお子さんと特定の発音を練習することがあるのですが、その場合、メモリーゲームやマッチングゲームなどの遊びを通してやることが多くあります。そういった大抵の場合、それを周りで見ている他のお友達が途中から私の役割をかってでて、子供たち同士でそのゲームをやり出すようになります。一度などは、「ほら、どうやって遊ぶか教えてあげるよ!」と言われたこともありました。

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コピーライト©2002, University of Kansas, Circle of Inclusion Project.
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