私たちの園でのインクルージョンの取り組み

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スペシャルニーズを持ったお子さんたちの迎え入れ体勢

障がいを持ったお子さんたちは以下の三通りのいずれかの経路を辿って我が園に迎え入れられます。
  • USD497(教育委員会公立学校部)が管理する、障がいをもつお子さん対象のウェイティングリストへの登録。
  • Part C(障がい乳幼児早期療育プログラム)からUSD497が確保する4つの空枠の1つに移行。
  • 通常の経路を通って入園した後に、スペシャルニーズ教育を受ける資格があると認定される。

個別教育計画(IEP)の作成

個別教育計画(IEP)はご両親、クラス担任、専門サービス提供者、その他子どもの生活と密接に関わる者や両親が参加して欲しいと考える人たち全てを含んだ、一人一人の子どものための個別教育チームによって、チームミーティングの中で作成されます。私たちは最初にそのお子さんの強み・能力・できることに注目し、それらをリストアップすることから始めます。そして、次に目指すべきステップは何か、あるいは埋めるべきギャップは何か、それらを元に短期的に目指す目標を設定します。より長期的に目指すべきゴールは、それらの短期的目標を理論的にグループ分けすることによって定められますが、必ずしも言語面・認知面・身体面などの、いわゆる「訓練領域」別に設定されるとは限りません。チームミーティングの後、法律に定められたとおり、各目標実施の第一責任者として割り当てられたそれぞれのチームメンバーが、法律により定められた「正式な」言葉や表現を用いて、教育目標として設定された内容を公式文書として作成します。それらの内容はコンピューターに打ち込まれた後印刷され、2週間以内には両親の手元に送られ承認の署名が求められます。

個別教育チーム

全てのチームメンバーが月に1回集まってミーティングを開きます。言語療法・理学療法・作業療法などの専門サービスは、可能な限り教室内で提供されます。そしてそういった専門サービス提供者による関わりの他にも、クラス担任や副担任などの教室内スタッフが、毎日の自然な生活の流れの中での機会を最大限活用しつつ、個別教育計画に盛り込まれた教育目標を常に視野に入れて子どもの発達を促すよう努めます。

子どもの成長モニタリング

子どもの変化や目標の達成状況の観察・モニタリングは、それぞれの目標に合った様々な方法によって行われます。「目標とする行動の発生頻度」や「望ましい反応の反応率」のモニターといった、従来から広く用いられてきたより一般的な方法の他にも、教師によるチェックリスト記入や、チーム評価(子どもの反応レベルが目標レベルに到達していることをチームとして同意・判断する)なども用いられます。

家族の参加

子どもを園に送り届けたり迎えに来たりした時のちょっとした時間、また、バス通学の子どもの場合は主に連絡帳などを通して、家族と教室内スタッフとの間のやり取りが日常的に行われます。また、様々な委員会などの園内組織での活躍の場、あるいは、保護者の夜の集い、三者面談への参加等、全ての家族に対して園活動への積極的な参加を呼びかけます。チームミーティングで得られた各メンバーからのインプットやチームとして決定した事柄が実践に移される時、必要と状況に応じて家庭生活の中でも一貫した目標に沿った関わりをもつことが奨励され、スタッフと家族との間で足並みを揃えた協力関係を育むよう努めます。

スケジュール

チームミーティング、メールボックス(ファイル)を介してのメモの交換、教室内スタッフと家族との間で日々交わされる連絡帳などの細かなやりとりが、足並みの揃った、また情報を共有しあう「チーム」としての効率的かつ組織的な活動をサポートしています。

財政会計状況

学校管区が子どもの授業料自体を肩代わりすることはできない仕組みになっているため、レインツリーが雇っている障がい乳幼児教育専門教師(ECSE:Early Childhood Special Educator)の給与の一部に当てるという形でUSD497から財政的支援が提供されています。レインツリーでは、このお金をスペシャルニーズ教育サービスを受ける子どもの授業料に当てることで、法律に定められた「無償で提供される適切な公教育」(FAPE :Free and Appropriate Public Education)を保証することができています。なお学校管区からの援助だけでは賄えない分についてはレインツリーが負担しています。ただし入園後にスペシャルニーズ教育を受ける資格があると認定された場合については、保護者の方に授業料を負担していただいています。USD497はまた、パートタイムの補助の教員も派遣しています。

レインツリーで働くスタッフのその他の人手供給源は、近隣にあるカンサス大学で障がい乳幼児教育、重度知的障がい児教育、初等教育、学校心理学などの分野で学位取得を目指す学生たちの実習プログラムです。設備費は品目により、レインツリーかUSD #497の会計によって賄われます。園に通う子供たちのニーズに応じた建物の改修費などは、全てレインツリーが負担しています。

交通手段

ご両親のニーズや好みに応じ、両親の車による送迎かUSD #497の提供するバスかを園に通う際の交通手段として選択することができます。学校管区が提供するバスサービスでは、毎日の行き帰り全てにおいて利用が可能です。

職場研修

レインツリーの職員はUSD497の提供するトレーニングや職場研修に参加することができます。また、一年につき一回分の学会参加費がレインツリーから支払われます。また、新しく実習生がやってきた時やスタッフが変更になった時などには、各療法士などの専門サービス提供者によるトレーニングや職場研修が各教室で提供されることもあります。

お友達との関係

多くの場合、「手助け」という形での関わりから始まり、徐々に友情へと変化していきます。子供たちが大人の手伝いを必要としなくなるまで、子供たち同士の関わり合いやコミュニケーションや、協同でのワーク/遊びの開始・展開・維持のサポート役として、教室内の大人たちは必要に応じて手を差し伸べます。スペシャルニーズをもったお友達に自然に惹かれていく子供たちもいれば、ほとんど関わることなく過ぎていく子供たちもいます。これは、どの子どもの世界にも見られる現象です。子どもとは、それが許される環境では、実に自然に友情というものを育てていくものなのだと思います。


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コピーライト©2002, University of Kansas, Circle of Inclusion Project.
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