AAC(拡大・代替コミュニケーション)とは?
AACコミュニケーションシステムでは、ある人の意図伝達行動に関わる能力を補助・補強するために、それぞれに合った適切な方法や装置を巧みに、そして創造性豊かに用いていきます。AACにはたくさんの種類や方法があり、多くの場合はそれぞれの意図伝達者が置かれた状況に応じて幾つかのシステムや装置を組み合わせて用いられます。
AACシステムには、特別な支援装置や支援機器を用いるタイプと用いないタイプとがあります。特別な装置/機器を必要としないAACコミュニケーションシステムには、手話・身振り・顔の表情・パントマイム・指さし・注視等を用いたコミュニケーションなどが含まれます。
支援機器/装置を用いたAACシステムには、紙と鉛筆を用いたシンプルなもの(ノー・テク/ロー・テク)から高度な技術を用いたもの(ハイテク)まで幅広い種類が含まれますが、いずれの場合も、何らかのシンボルを表示するための装置を用いて、意図伝達者が自分がコミュニケートしようとする意図に合った適切なシンボルを選択することにより、受け手とのコミュニケーションが成立します。
各人に最も合ったコミュニケーションシステムを選択するためには、聴覚言語士・教育者・作業療法士・理学療法士・リハビリテーション工学者・心理学者・医療専門家など様々な専門分野の人間が集まった評価チームが、考えられる全てのオプションについて丁寧に検討していく過程が重要です。
AACのプロセス
カンガスとロイド(Kangas & Lloyd, 1998) によると、AACのプロセスを考える上で以下のような3つの領域にまとめられます:
日常生活の中でAAC利用を促すためのアイディア (By Beukelman & Mirenda, 1992)
毎日の生活にはコミュニケーションの機会が豊富に隠されているのです。
参考文献:
- Kangas, K. A. and Lloyd, L.L., (1998). Augmentative
and Alternative Communication. Human Communication
Disorders: An Introduction, (5th ed.) Shames,
G.H., Wiig, E. H., and Secord, W. A. ed. Boston:
Allyn and Bacon.
- Beukelman, D.R. and Mirenda, P. (1992). Augmentative
and Alternative Communication: Management of
Severe Communication Disorders Children and
Adults. Baltimore: Paul H. Brookes Publishing Co.
- Flippo, K. F., Inge, K. J., and Barcus, J. M.
(1995). Assistive Technology: A Resource
For School, Work, and Community. Baltimore:
Paul H. Brookes Publishing Co.
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